注文住宅の醍醐味といえば、お部屋を自分好みにカスタマイズできることですよね!
特にクロス選びはお部屋の雰囲気を決める重要なポイント!!
種類がいっぱいあるし、割と安いし、ワクワクしちゃいますよね?
だけど…ビニールクロスにはデメリットがあるって知ってますか?
ビニールクロスのデメリットについて
ビニールクロスは種類豊富でお手入れもしやすく、初期コストも比較的安価というメリットがある反面、デメリットも存在します。
以下のデメリットを理解したうえで、上手に取り入れることをオススメします。
- 劣化が早い
→メンテナンスコストが意外とかかる - 調湿性が無い
→カビの発生&アレルギーの原因 - 有害物質を含む
→シックハウス症候群の危険性
メンテナンスコストが意外とかかる
ビニールクロスは、新築時はとても綺麗でオシャレですが、劣化が早いことが特徴です。
数年で色が変色したり、剝がれたりしてしまいます。
約10年ほどで補修や張替えの必要が出てくるなど、意外とメンテナンスコストがかかる素材です。
カビの発生&アレルギーの原因になりやすい
ビニールクロスには調湿性が無いため、部屋の中の湿度コントロールができません。
そのため内部結露が発生しやすく、カビやダニが発生します。
近年多くの方が謎の鼻炎や咳などに悩まされているようですが、家の空気環境が原因のアレルギーであることが知らされています。
またビニールクロスは静電気が起こりやすく、ホコリが発生しやすいため、こまめな掃除が必要不可欠です。
シックハウス症候群の危険性
ビニールクロスの素材は塩化ビニールです。
近年ではできるだけ環境や人体に優しい素材になるよう研究はされているそうですが、発がん性物質であるホルムアルデヒドによるシックハウス症候群の危険性は現在も気をつけな良ければいけない問題だそうです。
新築の家特有のニオイがまさにこのビニールクロスなどの新建材から発せられる有害物質のニオイです。
有害物質が体内に入った際に起こる症状は主に
- 肝臓障害
- 皮膚障害
- 目や喉の痛み
- めまい
などが挙げられます。
新築の家が建ったら、しばらくの間は換気をこまめに行い、有害物質をできるだけ体に取り込まないようにしましょう。
クローゼットにビニールクロスは絶対ダメ!!
私はYouTubeが大好きです。
これまで何十本ものルームツアー動画を夜な夜な見ました。
「クローゼット内は私だけの空間なので、お気に入りのクロスを貼りました☆」
↑絶対止したほうが良いです。
最初の方にも書きましたが、ビニールクロスには調湿性が無いため、湿気を逃がしたり吸い込んだりすることができません。
押入れやクローゼットは、ただでさえ換気が不十分で湿気がこもりやすいのに、そこにビニールクロスなんて貼ってしまったら、もうどうにもなりません。
梅雨の時期、オシャレな服やカバンがカビだらけ…残念過ぎます!!!
どうしてもクロス仕上げがしたいなら、ビニールクロスよりは割高になりますが、紙クロスや布クロスという選択肢も検討したほうが良いかもしれません。
ビニールクロスは賢く使おう!
今回はビニールクロスのデメリットについて触れましたが、掃除のしやすさと防水性は他の内装材に比べると秀でていると思います。
汚れが付きやすく掃除がこまめに必要な場所にビニールクロスやフロアタイルを使うという選択はアリだなって思います。
それぞれの建材のメリットデメリットを把握して、後悔の無い家作りを目指しましょう!!