赤ちゃんの名前ってなかなか決まらないですよね。夫婦それぞれ好きな名前を出し合った結果、意見の食い違いで名付け戦争が勃発…なんてのはどこの家でも起こること。
そんなの時、公平に解決してくれる方法は…神社での名付けです。
神社での命名ってどんな感じ?
①神社が姓名判断をして吉とする名前を考案してくれる
完全に神社に命名を丸投げすることができます。その場合、神社は赤ちゃんの生年月日と姓で判断し、吉となる名前を考えてくれます。本当に名前が決まらない時には、参考にすると良いかもしれません。
②付けたい名前の候補から良いものを選んでくれる
これは本当にオススメしたい方法です。夫婦でいくつか候補を出したが決まらない場合、神社がより良いものを選んでくれます。しかし神社の判断によって、その中に相応しい名前がない場合は別の名前の候補を提案されることもあるそうです。
夫婦間の言い争い、親族からの横槍が入る場合など「神様が決めてくださったから…」ということで、納得ができるかもしれませんね。
③使いたい漢字、雰囲気の希望を聞いて考案してくれる
そんな事をしてくれるんだと驚いてしまうのですが、どこの神社でもしっかり両親の名付けの希望を聞いてくださいます。その中から姓名判断によって吉とされる最良の名前を提案してくれます。名付け本やインターネット等の姓名判断値は違う雰囲気の名前を頂くことができるかもしれないので、試しに命名をお願いしてみるのも良いかもしれません。
神社で名付けするのにかかる料金はいくらくらい?
赤ちゃんの命名の初穂料(はつほりょう)は神社により異なり、5千円〜5万円と幅が広いです。(筆者の近辺の神社では5千円の所が多いです)
多くの神社では、命名の受付の時に初穂料を納めます。
神社によっては、初穂料の金額を複数提示している場合もあります。子供の命名で有名な京都府の武信稲荷神社では、1万円、3万円、5万円の初穂料が提示されています。この場合、金額により考案される名前の質や数が変わるという訳では無いのですが、命名後に頂ける命名書や授与品などが変わってきます。
名付けの申し込みができるのはいつ頃?
原則的に、命名の申し込みができるのは子供が出生した後になります。(出生前から受け付けている神社も稀にあります)
その理由として、神社は赤ちゃんの名前を決める際に生年月日を使用した姓名判断を行うそうです。
命名をお願いした当日にお名前を頂けることはほぼ無く、受付をした翌日以降に名前を頂くことが一般的です。出生届は生後14日後までに提出しないとならない為、神社に命名をお願いするのであれば、子供が出生後できるだけ早めに神社に申し込みをした方が良いです。
神社に付けてもらった名前が気に入らない場合は?
神社から頂いたお名前の候補の中に気にいる名前がない場合、無理して候補の中から名前を決める必要はありません。せっかく神様から頂いた名前なのに…と気にされる人もいるそうですが、納得のいかない名前をつけることの方が後悔してしまいますからね…。
神社で命名をお願いする具体的な流れ
名付けしてもらう神社を決める
赤ちゃんの命名は、全ての神社で行っているわけではありません。実際に神社に足を運んで命名のお願いをしたい方は、近所の神社が名付けを行っているか事前に調べましょう。
インターネットや電話での受付をしている神社で命名をお願いする場合は命名書を郵送してくれるので、遠方の方でも気軽に申し込むことができます。
命名の申し込みをする
子供の命名をお願いする際、申し込み用紙に記入する項目は主に以下の通りです。
- 出生した子供の生年月日・性別・続柄(長男、長女など)
- 両親の氏名(生年月日が必要な神社もあります)
- 両親の住所・連絡先
- 出生した子供の兄弟の名前
これに加え、名付けてほしい名前のイメージや、使用したい漢字、既に考えてあるけれど姓名判断してほしい名前など、名前に関する希望があれば事前に伝えることができます。
名前を受け取る
命名の申し込みをした1日〜3日後くらいに、神社から連絡が入ります。直接神社に足を運べる場合は、名前の候補が書かれた用紙を、インターネット等で申し込んだ場合にはメール等で候補の名前を知らされます。
神社によって名前の候補の数は異なりますが、だいたい4候補〜6候補程度の名前を提案してもらえます。
その中に気に入った名前があったら、決定した名前を神社に申し出ます。
命名書を頂く
名前が決まったら、神社の方で命名書を書いてくださいます。とても特別な宝物になりそうですね。
御祈祷をして頂く
直接神社に足を運べる場合は、その時に御祈祷をして頂けます。その後、御守や授与品などを頂くことができます。(遠方の場合、命名書と共に郵送していただけます)
神頼みも一つの手。素敵な名前が決まったら良いですね!
本当に名付けに困った時は、神様の手を借りるのも悪くないと思います。「本当は、自分が決めた名前が一番良い」誰しもそう思いますが、子供に付けられる名前はたったひとつだけ。「神様がくれた名前だから」と思えば、特別な名前に変わっていくはずです。