自分の子供が幼稚園や保育園に入学すると、パパママが必ず直面する子供のお弁当問題。
慣れない園生活の中で、自分の子供がお弁当の時間を最大限に楽しめるようにしてあげたい…そんなふうに考える方が多いと思います。
そうなると、大変だけどやっぱりキャラ弁を作った方が良いのかな?
可愛いお弁当にしたら子供もテンション上がるよね?
しかしお弁当作りにおいて1番大切なのは、子供が安全に食べることのできるお弁当を作って持たせること!
今回は安全な子供のお弁当について考えてみたいと思います。
キャラ弁は食中毒になりやすい?
通常お弁当は、調理してから長時間置いて食べる物…そのため、注意して作らないとすぐに雑菌が繁殖して傷んでしまいます。梅雨から夏にかけては、特に注意をしなくてなはりません。
その中でも可愛く見せるために細かい作業を必要とするキャラ弁は、より注意が必要です。素手でベタベタ食材を触ったり、加熱処理していない食材を使用して飾り付けることのリスクをしっかり把握しておきましょう。
いくら可愛いお弁当ができても、それが原因で子供を食中毒にさせてしまったら大変です。できる限りのリスクは減らし、子供に安全で美味しいお弁当を持たせてあげましょう。
安全なお弁当を作るために注意すべきこと
どれもこれも改めて言う必要ある?ってものばかりに思えるかもしれませんが、自宅で料理を作る場合って、結構ルーズになりがち…。
当たり前に思えることかもれませんが、大切なことなので再度確認していきましょう!
手や調理器具、弁当箱を清潔にする
手洗いについて
- 調理前は必ず石鹸を使って丁寧に手を洗う
- 清潔なタオル、ペーパータオルで手を拭く
- 手や指に傷がある場合は使い捨てのビニール手袋を着用する
- 生の肉・魚・卵を調理する際は、その都度手洗いをこまめにする
調理器具について
- 洗剤をつけて綺麗に洗い、乾燥をさせた清潔な物を使用する
- 弁当箱に盛り付ける際には清潔な菜箸や使い捨ての割り箸を使用する
弁当箱について
- 洗剤を使って綺麗に洗い、乾燥をさせた清潔な物を使用する
- 弁当箱を洗う際、蓋についているパッキンは必ず外して綺麗に洗う
- 洗った直後に弁当箱を使用する際は、清潔な布巾やキッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取り使用する
- シリコン製のカップを使う際は、弁当箱同様しっかり洗って乾燥させる(梅雨時期や夏場は使い捨てのカップを使用する)
スマホを見ながらの調理に注意
お弁当のおかずレシピや可愛い盛り付けを見るために、レシピサイトやインスタなどを見ながらお弁当作りをする人も多いと思います。
しかし、スマホには菌がたくさん付いていてとても不衛生です…。スマホを触る度手洗いをする、調理の時には使い捨てのビニール手袋を使うなど工夫をし、スマホを触った手でそのまま調理することがないよう、気をつけましょう。
加熱した食材を入れる
生ものは水分が多いため、お弁当の中に入れると傷みやすいので注意が必要です。レタスなどの葉物野菜で具材の間仕切りをしたり、彩りにミニトマトを使う人も多いですが、食中毒を防ぐことを考えるとあまりお勧めはできません。(どうしてもサラダなどをお弁当にしたい場合は、他の食材と分けて別容器で持ち運ぶことをお勧めします)
お弁当に使いやすいハムやちくわなどの加工食品も、お弁当に入れる際には一度加熱をして水分を飛ばし、殺菌をした方が安全です。
温かいまま詰めない
温かいご飯やおかずをお弁当箱に詰めると、お弁当箱の中に蒸気がこもって水分が溜まってしまうためお弁当が傷みやすくなります。
必ず別のお皿などで熱を冷ましてからお弁当箱に詰めるようにしましょう。
汁気の多い食品は入れない
水分が多いと菌が繁殖しやすいため、汁気の多いおかずはできるだけ避けた方が無難です。煮物などの汁気が多いおかずをお弁当に入れる際には、キッチンペーパーでしっかり水分を吸ってからお弁当箱に入れるようにしましょう。
キャラ弁に使いがちな傷みやすい具材の例
※先に記載したものと重複する内容になりますが、大切なことなのでもう一度まとめて記載しておきます。
混ぜご飯(炊き込みご飯・ケチャップライス・チャーハンなど)
味がついていて美味しいので、大人も子供も喜ぶ混ぜご飯ですが、お弁当に入れるには不向きです。理由は、混ぜご飯は白いご飯に比べて水分が多いからです。お米から出る水分と、具材から出る水分、調味料が合わさることにより、水分が多くなり傷みやすくなります。
特に卵が混ざっているチャーハンやオムライスはサルモネラ菌の観点からも注意が必要です。
生野菜・果物
水分を多く含む生野菜や果物は、お弁当として長時間保管するには不向きです。できるだけ加熱して水分を飛ばすか、サラダやデザートとして持っていく場合には別の容器に分けて持っていくことをお勧めします。
お弁当に入れやすいミニトマトですが、ヘタの部分に細菌が繁殖しやすいため、必ずヘタを取るようにしましょう。
スライスチーズ
加工もしやすく、キャラ弁の写真を見ていると非常に多く使われているスライスチーズですが、お弁当に加熱していない状態で入れるのは危険です。(要冷蔵のものですしね…)チーズを入れる場合は、必ず焼いた物を入れるようにしましょう。
ハム・かまぼこ・カニカマ
お弁当に使いやすい加工肉や練り物も、加熱してからお弁当にしれた方が良いです。表面だけでなく、内部までしっかり加熱できるようにしましょう。
半熟卵
半熟卵はとても美味しいですが、お弁当に入れる際はしっかり加熱しないと大変危険です。見た目や味よりも安全なお弁当が1番です。
ポテトサラダ
子供も大人も大好きなポテトサラダですが、お弁当に入れるのは危険なおかずの一つです。加熱したじゃがいも自体が傷みやすい上、マヨネーズ、きゅうり、ハムなど、傷みやすいもののオンパレードです。
お弁当に入れない場合でも、夏場はすぐに痛んでしまうので気をつけるようにしましょう。
お弁当の時間を楽しくするアイテム
キャラ弁にしなくても、可愛いお弁当は作れます!!最近は100均でも可愛いお弁当グッズがたくさんあるので、どんどん活用して可愛くて安全なお弁当を作りましょう!
お弁当箱やお弁当袋を好きなキャラクターにする
好きなキャラクターが付いているだけで、お弁当の時間が楽しくなったら嬉しいですね。インターネットで探せば、色々なお弁当箱が見つけられるので、子供にどのお弁当箱が良いか、聞きながら探すと良いかもしれませんね!
可愛い抗菌シートを被せる
彩りがいい上に抗菌作用があるので、夏場のお弁当には必須のアイテムです!
可愛いバランを使う
バランと言ったら緑色のアレを思い浮かべがちですが、最近では本当に可愛いバランが増えてきました。抗菌作用のあるものもあるので、上手に使用したいですね。レタスなどの葉物野菜の代わりに、彩りの良いバランを使いましょう!
可愛いカップやワックスペーパーを使う
食品と食品をくっつけないことが、安全なお弁当作りのコツです!傷みにくい安全重視のおかずばかりだと、どうしても彩りが悪くなってしまうので、可愛い使い捨てカップやワックスペーパーをフルで使いましょう!!
抗菌タイプやおかずの汁を吸収してくれるタイプもありますよ。
小分けのふりかけを持たせる
混ぜご飯がアウトだと、ご飯に味の変化がなくてつまらないと思ってしまうかもしれません。そんな時は小分けのふりかけが便利!好きなキャラクターのふりかけだと、お弁当の時間が楽しみになりますね!
最後に
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
キャラ弁に憧れを抱いていた方にはかなり残念な記事だったかと思いますが、皆様のお子様が楽しく園生活を送れたら良いなと願っております^^
お弁当で可愛いキャラ弁を作ってあげられない分、イベント時には可愛い手料理をいっぱい作ってあげてくださいね!