震度6の地震でも最小限の被害に!100均アイテム防災術がヤバい!

地震対策 コラム

大きな地震が起きると、自分の家の防災対策が万全か気になるところですよね。非常持ち出し袋を用意したり、防災備蓄をしている人は多いですが、今もし大地震が起きた時に、あなたの家は大地震に耐えられますか?

「防災グッズを用意しておけば大丈夫!」「とりあえず避難所に行けばいいんでしょ?」そう思っている人は結構多いかと思いますが、実際の所そんなに生優しいものではないようです…。

地震で死亡する最も多い原因とは?

地震の死亡原因

内閣府が発表している防災情報ページによると、1995年に起きた阪神淡路大震災のような直下型地震での死亡原因の8割は、家屋の倒壊や家具などの転倒による窒息や圧死であると言われています。

近年では地震が起きる度に、ニュースやTwitterなどで地震直後の部屋の写真が投稿されるのを見かけるようになりました。家具が倒れ、本や割れた食器などが散乱していている部屋の様子を見るとゾッとしてしますよね…。

しかし、ちょっとした工夫をするだけで、大地震が起きても部屋の中がぐちゃぐちゃにならない強い家づくりができるようです。

「地震に強い家」とは揺れによる被害が無い家

地震に強い家

「地震に強い家」という言葉を聞くと「耐震等級3」とか「免震装置」とか「耐震」とか、そういったワードを思い浮かべてしまいますが、あくまでそれは家自体が地震の揺れで倒壊しにくいということに過ぎません。

気象庁が発表した震度階級関連解説表によると、震度5強以上の揺れが起きると、タンスなどの重たい家具が倒れ、テレビが台から落ちることが想定されています。

家の構造がいくら強くても、家具や小物をしっかり固定していなければ、家具や小物が飛んでしまい、身を守ることが難しくなります。

家具や小物を固定していないとこうなります

  • 倒れてきた家具に潰される
  • 危険なものが自分に飛んでくる
  • 散乱したもので身動きがとりづらく避難が遅れる
  • 割れた食器などで怪我をする

地震直後の写真を見て分かる通り、家具を固定していない家の中を片付けるのが物凄く大変そうですよね…被害総額もとんでもないことになってしまうと思います。

地震後、家の中で1番被害を受ける場所はキッチン

ライフスタイルの違いで例外もあるかとは思いますが、多くの家で地震後に1番危険になる場所はキッチンかと思います。

しっかりとした対策をとっていない場合、冷蔵庫や食器棚が倒れ、食器や調理器具が飛び散り、割れ、食べ物が散乱する…まるで地獄絵図のような写真をテレビやTwitterで何度も見かけたことがあります。

もし地震が来た時に運悪く台所にいたら、菜箸が飛んできただけでも致命傷になりかねません。

しかし、しっかりとした対策をしておけば、たとえ震度6の地震が来ても全く被害が出ないキッチンにすることは可能になるようです!

100均アイテムでも可能!プチプラ防災術

防災対策グッズ

ホームセンターなどでしっかりとした防災対策グッズを買い揃えると、結構な金額になってしまいますよね…。命を守るために大切なことなので、ケチケチしていてはいけないと思いつつ、家の中全てを防災対策するとなると本当に費用が嵩んでしまいます…。

しかし、100円ショップのアイテムを上手に使えば、震度6の地震に耐える強い家づくりができるそうです!!

国際防災レスキューナース辻直美さんの著書「レスキューナースが教えるプチプラ防災」という書籍が非常に実践的で分かりやすかったので、多くの人に伝わってほしいと思いました。

Amazonでもの凄く売れている防災本です。地震に強い家づくりだけではなく、実際に地震が起きてしまった時に本当に使えるアイデアが満載の本でした。一度目を通しておしまいではなく、定期的に目を通して防災意識を高めておきたいです。

本の内容をそのままお伝えすることはできませんが、こちらの本に書かれている防災対策の一部を紹介させて頂きます。

100均で買える!防災に役立つ便利グッズ5選

100円だけど効果は絶大!いっぱい買って家中の地震対策しましょう!

①滑り止めシート

滑り止めシート

滑り止めシートは、本当に万能です!地震の揺れで動いてしまいそうな小物類、食器、本などの下に敷いておくだけで、震度6弱の地震でもびくともしない家づくりが可能になるそうです!(地震直後の辻さんの家とお隣さんの家の比較写真を見てほしいです、本当に違いがはっきり分かります)

デザインや色が複数あるので、その場所にあった物を使い分けて、目立たなくすれば見た目もそこまで気になりません。

②プラスチックケース

プラスチックケース

地震対策じゃなくても、既に使っている人が多いプラスチックケース。ただ小物類を収納しただけでは中のものが動いてしまうかもしれないので、プラスチックケースの下と中に滑り止めシートを敷いておけば、地震の揺れでも物が飛び散ることが防げます。

③転倒防止板

食器棚、本棚、タンスなど、重いものが転倒しないように敷いておく転倒防止板も100円ショップで購入することができます。(ただし横幅は狭いので、大きい方がいい場合はホームセンターやインターネットでの購入をお勧めします)

角度がついているので、揺れて家具が倒れることを防止します。

④耐震マット・衝撃吸収ジェル

耐震ジェル

大型の家具よりも支える面積が少ない、テレビやパソコンなのど下には、耐震マットや衝撃吸収ジェルを使うのがおすすめです。サイズが合わなければ簡単にカットできますので、見た目もあまり気になりません。

⑤S字フック

S字フック

S字フックが防災対策グッズになるなんて意外かもしれませんが、観音開きの食器棚などにかけるだけで地震の揺れで扉が開きづらくなります。サイズさえ合えば、フスマなどの引き戸を簡易的に固定することもできるそうです。

地震対策を徹底してもしもの時に備えよう!

大きな地震はいつくるか分かりません。1度に家中の地震対策をするのは大変かもしれませんが、優先順位をつけて少しずつでも地震に備えていきましょう!!!